肥満体がフルマラソンに挑戦するブログ

BMI28、アラフォーです。マラソンを科学します。

疲労骨折かシンスプリントか?

疲労骨折かシンスプリントか?

身体所見で鑑別は容易ではありません。

ただ疲労骨折の場合、比較的限局した圧痛点が生じます。

これに対してシンスプリントでは広汎な痛みが特徴です。

下腿近位1/3で生じる運動時痛であればシンスプリントではありません。

はっきりさせたい場合はやはりMRIです。

MRIでは疲労骨折の場合下記のように骨そのものに病変があるため、髄内に高信号が生じます。

 

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シンスプリントの場合、髄内に信号はなく、骨膜に高信号が現れます。

 

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シンスプリントでは足部が回内によって下腿後面内側の筋の聴力が高まり、筋膜、骨膜連結部で損傷がおきることが原因と考えれています。

 足部の回内、縦アーチの低下がシンスプリントの危険因子となるため、足底板を作成することで予防となります。

 

疲労骨折の治療は痛みが治まるまで安静でたいてい1‐2ヶ月です。痛みが生じない範囲内の運動から徐々に運動することになります。

 ただしそれは疾走型疲労骨折の場合です。脛骨近位1/3と遠位1/3の場合のみです。

 脛骨中央1/3の疲労骨折は難治性で跳躍型疲労骨折と呼ばれます。骨幹部の骨折は難治性です。痛みが軽減しても骨癒合は完了しておらず、すぐに運動を開始すると再骨折を生じることがあります。