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肥満体がフルマラソンに挑戦するブログ

BMI28、アラフォーです。マラソンを科学します。

ばね指 指がカクカクする

 中年以降の方で、指がカクカクする、曲がったままで伸ばすときにパキンと音がするというような訴えで来院されます。

 この原因は腱が腱鞘という鞘で引っかかっているために生じます。

腱を一本の紐と考えると、紐を棒につなぐだけではこんなに綺麗に曲がりませんね。うまく曲がってくれるには滑車が必要になります。それが腱鞘という鞘です。

 この腱鞘はいくつもあるのですが、ばね指の多くの原因はA1という鞘です。

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原因は指の使いすぎ、加齢等です。妊娠に伴ってばね指になる人もたまにいます。

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治療としてはまずは注射です。

接骨院に行ってリハビリ、電気治療等に通う人もいますが、無駄です。

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近くの整形外科でまずは注射を打ってもらいましょう。

ステロイドです。

昔はばね指の手術がすごく多かったのですが、最近はかなり稀になりました。

そのわけはステロイドの中でもケナコルトを使うようになったからです。

昔はリンデロンというステロイド薬を使っていましたが、全然効果が違います。

たいてい一発で効果がでます。

それでも3回程度繰り返してよくならないような人には手術を行います。

8割の人は注射で治ってしまいます(ただ再発もよくします。)。

たまに近くの整形外科で注射を打ってもらったが良くならないという方がこられます。たいていは古い先生がリンデロンを使用しているためです。再度ケナコルトを打つと一発で治ります。

ただ、ケナコルトでよくなるからと漫然とケナコルトを続けるのは危険です。稀ですが、合併症にばい菌感染や腱断裂が生じることがあります。

ばい菌感染するともう大変です。抗生剤で軽快することもありますが、腱まで広がると手術を要することもあります。

だいたい3回程度でよくならなかったら手術を勧めています。

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子供のばね指はこれとは全く違います。